院長です。
今日は最近読んだ書籍の紹介をします。
「仕事で感謝するということ」 ノエル・C・ネルソン著 矢舗紀子訳

この著者は心理療法家と法廷コンサルタントという異なる2つの仕事を持っており、
心理療家としてクライアントに接してきたことや、訴訟を扱う弁護士をサポートしてきた経験など
を通して、感謝の持つ力がいかに大きいかということに気づいたと話しています。
特にこの本の中ではビジネスにおいても感謝がいかに重要かということについて書かれています。
「…ビジネスは人間にかかわること(です)。
…どんな業界でもほぼ間違いなく人間とかかわってい(ます)。
人々と協調して働く方法を知ることは、あなた自身とビジネスの成功に不可欠です。
そして人々と協調して働くことには、一つの基本原則があります。それは、
『ビジネスの成功はあなたが人々にどれくらい感謝しているかで決まる』ということです。」
続けてこの著者は「感謝」について次のように説明しています。
「感謝とは、単に『ありがたく思うこと』を言い換えた言葉ではありません。
感謝とは、ただ何かよいものを機嫌よく評価することではありません。
…感謝とは何でしょうか。それは極端な楽観主義でも、ポジティブ思考でもありません。
…感謝は、『何に焦点を当てるか』という問題であり、現実に目をつぶることではありません。
…それは、希望や期待とはいっさい関係ありません。
…『感謝とは、どんな状況にも価値を見つけ、尊重すること』なのです。
…意図的で主体的で熱心な感謝とは、誰かまたは何かの中に価値を見つけ出し、
そのすばらしさを大声で公言しようとすることなのです。
その意味で、職場において感謝を実践するとは、誰かまたは何かがあなたにどんな意味があり、
どれほど重要かを明らかにし、その価値を本人や関係者すべてに知らせることです。
感謝とは、価値を見つけ出し、認め、育成することなのです。この『感謝する』(appreciate)は、
土地や黄金や芸術の『価値を認める』(appreciate)というときと、同じニュアンスです。」
私はこの言葉に非常に考えさせられました。
感謝することは大切だと誰しも知っているかと思いますが、
それを心からの言葉や態度、行いで伝えている人はどれだけいるでしょうか。
また感謝することには性格を変える必要がなく(前向きな人間になることではなく)、
今すぐにでも意識さえすれば始められるということです。
自分は家族(妻)や職場の同僚や、友人らに、そのような感謝の言葉をどれだけ
伝えているかなぁと考え、また反省する良い機会になりました。
この本は職場で管理する立場にある人に向けて書かれたものですが、
自分の私生活、家庭生活に目を向けてみるのにも非常に良い考えを与えてくれると思います。
早速いつも感謝を十分に伝えていない職場の同僚に、先週感謝の気持ちを伝えました。
とても良い時間になりました。
またこのブログを書いていて思ったのですが、
私を今一番支えてくれている妻にも、まず感謝を伝えなければいけないなぁと思いました。
皆さんの生活の中にも人から助けられていることや、
ひとりではできないことなどがたくさんあると思います。
小さなことでもその価値を認め、感謝を伝えると、
今まで気付かなかったことにもたくさん出会えるようになると思いますよ。
院長